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2009/08/03

銀行の基幹システム(勘定系)の共同化の是非-大艦巨砲主義からの脱却

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最近、金融機関専門新聞や専門雑誌には共同化に批判的な記事が多く見られます。社説的な論評には「ポスト三次オンラインを経験した団塊世代の退職でスキル低下が心配だ」的なことを書いちゃう人までいるんです。

そもそも、金融機関の基幹システムは無味乾燥な勘定系と呼ばれて汎用機がほとんです。定型的な、為替処理や口座に紐付く各処理をオンラインで行い、夜間バッチで勘定元帳から様々な帳票を出力します。根幹部分は、多様で複雑な処理はしてないんですよ。だから、複数の地銀で共同で基幹システムを運用し、独自部分は各自周辺システムでやってこようって流れが主流です。
そして、システムに関してはオッサンより若い人が長けていて、いろいろな試行錯誤が出来るのは明白なんですが、そこは役所以下の金融機関。民間とはかけ離れた意識です。

よって、金融機関向けの専門誌は、金融機関出身者の記者が、金融機関が好むような「永田町と一般市民は感覚が違う」的な記事を平気で書くのですわ。

COBOLのプログラミングなんざ、オフショアでやってもらえばいいんですよ。
そして、情報システム部門は馬鹿でかい計算機である勘定系を簡易に運用し、自行が生き残るため=お客様の望むサービスのために傾注するのがビジネスってもんです。

手数料や利ザヤはくだらない自己満足な馬鹿でかい計算機に費やされているわけでして、まったくお客様(個人も企業も)に失礼じゃないかと。お待たせしない営業店システムや、誰でも使える営業店端末、最適なサービスを提案するシステムなどなど、そちらにコストとリソースを傾注しないと本当に日本の金融機関の誰からもソッポ向かれます。

むしろ、皆さん、ソッポ向いてください。
使いにくいATMに、待たされる窓口、不便なのに取られる手数料。貸してくれないお金。
古典的な金融機関にNOを突きつけることが、日本の金融市場を改善する近道です。
あとは、名だたる大手ITベンダーとの癒着もこの業界ならではですね。

大艦巨砲主義から脱して、民間並みの機動的なシステム活用にしたいです。
機動的に航空部隊の運用を変更できる空母と、防空能力に長けたイージス艦による艦隊運用。もう、戦艦大和の主砲だけで勝てるビジネスでは無いのです。

共同化のメリットが少ないのではなく、金融機関のベンダーコントロールや各々のガバナンス、そして上流工程のスキル不足(驚いたことに、意外とプログラムスキルしかない人が多い)がメリットを低下させているのです。

【金融機関におけるシステム共同化の現状と課題】
 http://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/research07/ron0906c.htm

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