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2010/07/18

脳はなにかと言い訳する -人は幸せになるようにできていた-

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
池谷 裕二
祥伝社
売り上げランキング: 7525
おすすめ度の平均: 4.5
5 歳をとっても知的好奇心や注意力があれば記憶は衰えない
5 楽しめました。
4 楽しみながら脳科学を垣間見られる
5 示唆に富みまくりで面白い
5 妄想(主観や解釈)を評価したい


池谷祐二さんの新刊。文庫で拝読。
この人は、いずれノーベル賞を取るのではと思っています。

初めて読んだブルーバックス(講談社)の著書で、すごい科学者がいるなと感動したのを今でも覚えています。分かりやすい表現に、温かみのある文脈は、数年経って磨きがかかっていました。脳科学者というと、純然たるサイエンスな人とスピリチュアルっぽさのある人がいますが、池谷氏はバランスが取れています。茂木氏より、はるかに可能性を感じる科学者。


脳は思い込みが激しい。先入観で左右される。

防衛のために負の感情が根幹にある。

目標は小さく随時に

恋愛の盲目はとりあえず子孫を残す手段

アルコールに酔っているときの負の感情は固定化する

ニコチンは記憶力をよくする

生存種はダーウィニズムみたいな幻想的な完璧な存在でない

ド忘れは大量の情報が脳に入っている証拠

ニューロサイエンスの醍醐味・ニューロマーケティングの可能性

脳のスペックは好奇心や注意力で向上しうる

赤色は勝率を上げる

判断は脳内物質の「ゆらぎ」から

笑顔は万事OKですよ!のサイン

遺伝子レベルで異なる → 違いを寛容に認める社会が重要に

脳の活動は空腹時に活発化される


などなどが最新論文や分かりやすい説明で書かれています。
著者自ら、2年半のコロンビア大学で心境に変化が起こったと述べているとおり、かつて脳サイエンスを分かりやすく説明してきた内容は、飛躍的に示唆に富む内容に昇華しています。

科学的に脳は先入観と言いつつ、良い・悪いの二律判断をしない姿勢。
違いや変化、曖昧に寛容な姿勢。マーケティングにまで飛躍する想像力。

それにしても書籍というメディアはすごい。
運悪く自分の回りに教唆に富む環境でなくとも、
そのような存在や人物がいなくとも、成長を与えてくれる。
電子書籍にちょっと興味もっちゃうな。

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