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2011/06/26

黒部第三ダム隧道掘削現場の異常さ-高熱隧道(新潮文庫)吉村 昭 著

高熱隧道 (新潮文庫)
高熱隧道 (新潮文庫)
posted with amazlet at 11.06.26
吉村 昭
新潮社
売り上げランキング: 8648


久しぶりに小説を読みました。ちょっと暗い小説。

今度、黒部ダム(クロヨン)とアルペンルートに行こうと企ててるので、
そのための情報収集も兼ねて黒部ダムに関する小説を買ったのです。

いわゆる黒部ダムはクロヨンと言って「黒部第四ダム」です。
この小説は戦時中に突貫工事を行った「黒部第三ダム」の物語。

隧道(トンネル)掘削現場を描写しています。

高温の岩盤を突き進む現場の異常さ。
黒部渓谷厳冬期の自然の驚異。
技師と人夫(労働者)の微妙な関係。

電力のメインは水力だった時代なわけです。
膨大な犠牲を払い莫大な資金を投じ、自然を駆逐して、
軍需・工業を支える水力発電所(ダムと隧道)を構築する。


工期約5年で300人以上が亡くなったとのこと。
片手や片足を失うなどの重傷者はその数倍だと思われる。
まさに「人柱」です。

吉村昭氏の小説は極限状態を淡々と描写します。
一気に読めるけど、とても労力がいる。
読後の感情や感想も、フラットな感じです。

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